どんな人におすすめ?
今回紹介するのは、
小説を読みたいけれど、全然読める気がしない!
なんて人におすすめの本。
東野圭吾さんの、『天使の耳』
おすすめポイント
まず、読みやすい要因の一つは、短編集だということ。
ひとつひとつが長くもなく、負担のない程度で読める。
内容は、全編交通事故の話。
交通事故の何が面白いのか?なんて聞かないでw
東野圭吾さんの醍醐味は、どんでん返し。
道徳では教えてくれないことを小説は教えてくれる。
そして、ハッと気付かされることがある。
小説界において、学生の頃の読書感想文や課題図書は、諸悪の根源だと思ってる。
だって、大人にとって読んで欲しい子供用の本なんて、子供が読んだところでなにも面白くない。
私が大人になって小説を好きになったきっかけは、この本からだった。
善は善のまま、正義は正しいまま、そんな道徳みたいな本は、授業だけでお腹いっぱい。
そんな世界ではないとわかっているはずの私たちには必要のない話。
もっと違う世界が小説の中にはある。
私に広い世界をみるきっかけをくれたこの本。
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