大切な人が

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あなたの大切な人が、

悲しい別れをしたなら、

あなたが大切な人の話を聞いてあげてください。

 

悲しさや、消化しきれない思いは口に出さないと消えないのだと思うのです。

頭ではいろんな事を考えたり、思い出したりしているかも知れません。

 

けれど、大人になると、日常に支障をきたすような態度は取りにくくなるものです。

事実を知っているあなたは、大切な人を心配しているでしょう。

 

けれど、自分の体験した事のない事は、どうやって慰めて良いかがわかりません。

口だけになっても大切な人にむしろ気を遣わせてしまう可能性もあるからです。

 

それでも、あなたはちょっと心配です。

自分が慰め上手ならどれだけよかっただろうと想像します。

今から練習する事もできません。

 

どうして私は今まで大切な人と同じような経験をしてこなかったのだろうと、どうしようもない事を考えたりもします。

 

こんなにあなたの事を心配しているよと伝えたところで、

大切な人に、ありがとう と言わせてしまうだけです。

きっとあなたはそんな事を言わせたいわけではないでしょう。

 

もしもあなたにとって大切な人で、大切な人にとってあなたも大切な人なら、

ひとつ、して欲しい事と、

ひとつ、して欲しくない事があります。

 

して欲しい事は、大切なひとに、別れなければいけなかったひとについて聞いてみて欲しいのです。

どんなひとだったの?

何が好きな人だったの?

一番の思い出は?

意外な一面とかあるの?

どんな食べ物が好きだった?

どこかに一緒に行ったことある?

など、聞いてみたいことを聞いて、お別れした人の事を想像してみましょう。

 

きっと、話しやすい空気を作ってあげれば、いろんな話が溢れてくるでしょう。

直前の話だけではなく、楽しかった頃、元気だった頃、の事も話題にしましょう。

 

このとき して欲しくない事がひとつあります。

それは、辛いよね。私の時はこうだったよ。と、自分の話をしてしまう事です。

 

慰めようと思って、自分の話が止まらず、

癒されて欲しいひとが聞き役にまわる事が意外と多いのです。

これは、かなりの負担です。

 

それでも言葉が見つからなくて慰めようとしてくれての事だとわかっているから、

その人は おとなしく相槌をうつ。

 

そうして意外と話す機会がないまま、消化しきれない事がある。

その消火していない感情は誰かに聞いてもらうまで、

何年も何十年も色褪せる事なく 心の隅っこの方に 申し訳なさそうに存在している。

 

 

もちろん、本当に話したくない人もいるでしょう。

他のことをしていれば忘れていける人もいるでしょう。

けれど、他の感情にすり替わることなく、

大切な人との別れだけは、

悲しみは悲しみのまま きちんと向き合わなければ終わらない場合が多いと思うので、

どんな人だったか知りたい と話しを聞かせてもらうのが 一番良いんじゃないかなと、

実体験を元に。

 

体験したからこその あるある と、

矛盾と

癒されたことのあるものの意見として。

 

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